解説
NGINX PlusをデプロイするためにAWSマーケットプレイスを使用する解決法は使用
が簡単で、従量課金制です。インストールするものがないだけでなく、年間ライセンス
購入の発注書を取得するなどの手間なくライセンスを取得できます。このソリューション
を 使 用 す る と 、何 の コ ミ ッ ト メ ン ト も な く 、NGINX Plusを手軽に試すことができま
す。NGINX Plus Marketplace AMIを オ ー バ ーフ ロ ー リソ ース として 使 用 す ること もで き
ま す 。予 想 さ れ る ワ ー ク ロ ー ド に 相 当 す る ラ イ セ ン ス を 購 入 し 、Auto Scalingグル ープの
Marketplace AMIをオーバーフロー分のリソースとして使 用するのが一般的な慣行です。
この戦略で、使用した分だけライセンス料を支払うだけで済みます。
10.5 AzureでのNGINX仮 想 マシン イメー ジ の 作 成
問題
独自のNGINXサ ー バ ー の 仮 想 マ シ ン( VM)イメージを作成する必要があります。この
NGINXサーバーはより多くのサーバーを迅速に作成したり、スケールセットで 使 用した
りするのに適するように構成したいです。
解決法
希望するLinuxベースのオペレ ー ティン グシステム か らVMを作 成します。VMが起動した
ら 、ロ グインして、ソース か ら 、また は 実 行してい るディストリビューションのパッケー ジ
管理ツールを使用して、お好みの方法でNGINXまたはNGINX Plusをインストールしま
す。NGINXを構成し、新しいVMイメージ を 作 成します。VMイメ ー ジ を 作 成 す る に は 、最
初にVMを一般化する必要があります。VMを一般化するには、Azureがプロビジョニング
したユーザーを削除し、SSH経 由 で 接 続 し て 、次 の コ マ ン ド を 実 行 す る 必 要 が あ り ま す :
$ sudo waagent -deprovision+user -force
このコマンドは 、VMの作成時にAzureがプロビジョニングしたユーザーのプロビジョ
ニングを解 除します。-forceオプションは確認手順をスキップします。NGINXまたは
NGINX Plusをインストールし、プロビジョニングされたユーザーを削除したら、セッ
ションを 終了できます。
Azureロ グインコマ ンド を 使 用して Azure CLIをAzureア カ ウ ン ト に 接 続 し 、次 に 、Azure
Resource Managerモードを使用していることを確認します。VMの割り当てを解除
します:
$ azure vm deallocate -g <ResourceGroupName>
-n <VirtualMachineName>
VMの割り当てが解除されたら、azure vmgeneralize コ マ ンド を 使 用して VMを一般化
できるようになります。
$ azure vm generalize -g <ResourceGroupName>
-n <VirtualMachineName>
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