トをルーティングまたは書き換えたりするほか、使用を制限し、有効なリクエストとし
て受け入れられるものと受け入れられ ないものを定義することができます。APIゲート
ウェイは 、提 供 するユースケ ース に密 接 に 関 連し 、無 限に 定 義 できるため 、APIゲート
ウェイに対する唯一のソリューションというものはありません。
APIゲートウェイは、運用チームとアプリケーションチームの間に究極のコラボレー
シ ョ ン ス ペ ース を 提 供 し 、真 の DevOps組 織 を 形 成 で き る よ う に し ま す 。ア プ リ ケ ー
ション開発では、特定のリクエストの有効 性パラメータを定義します。こうしたリクエス
ト の 配 信 は 、通 常 、ITと見なされるもの(ネットワーク、インフラストラクチャ、セキュリ
ティ、およびミドルウェアのチーム)によって管理されます。APIゲートウェイは、これら
2つ のレ イヤ ー 間 の イ ン タ ーフェ ース として 機 能 し ま す。APIゲ ー ト ウ ェ イ の 構 築 に は 、す
べての関係者からのインプットが必要です。その構成は、ある種のソース管理の範囲の
中で行われる必 要があります。現 代の多くのソース管 理リポジトリには、コード所有者の
コンセプトがあります。このコンセプトにより、特定のファイルに対して特定のユーザー
の承認を要求できます。この方法で、チームは共同作業を行いながら、特定の部門に固
有の 変 更を検 証することができます。
APIゲートウェイの使用にあたり留意すべき点は、URIパ ス で す 。こ の 構 成 例 で は 、URI
パス全体がアップストリームサーバーに渡されます。つまり、service_1例は/api/
service_1/*パスにハンドラーが必要だということです。この方法でパスベースのルー
ティングを実行するには、アプリケーションに別のアプリケーションと競合するルート
がないことが ベストです。
競合するルートが適用される場合にできることがいくつかあります。コードを編集して競
合を解決するか、一方または両方のアプリケーションにURIプレフィックス構 成を 追 加し
て、一方を別のコンテキストに移動します。編集できない既製のソフトウェアの場合は、リ
クエ ストURIアップストリームを書き換えることができます。ただし、アプリケーションが
本文にリンクを記載して返す場合は、クライアントに提供する前に、正規表現(regex)を
使 用してリクエストの本 文を書き換える 必 要 があります。これ は避けるべきやり方 です。
関連項目
APIゲートウェイとして NGINX Plusを デ プ ロ イ( 電 子 書 籍 )
11.2 NGINX PlusでのDNS SRVレコードの使 用
問題
NGINX Plusを 使 用して、アップ ストリームサ ーバー のソースとして 既 存 の DNS SRVレ
コードの実 装を 使 用したいと考えています。
解決法
アップストリームサーバーで http値を使用してサービスディレクティブを指定し、SRVレ
コードをロードバランシングプールとして利用するようにNGINXに指 示します。
120 | 第11章:コン テ ナ /マイクロサ ービス